縁ありまして今年二度目のSHOCK観劇。
もう観られないかと思ったんです。あんな事故が起きてしまって。
でも幕は開いた。たくさんの人たちの想いののせて。
できるだけニュートラルな気持ちで観ようと臨んだんですが、だめでした。LEDパネルが無くなったっていったって正直気にもならなかったし(もちろんそう見えるように演出変更してあるのでしょうが)アンサンブルさんの穴もなんとか埋まっていて本当に良い意味でいつも通りなのだけど、何が違うって、カンパニーの気迫ですよ。特に座長。いつも命削って演じてるなぁと思うのですが、今日はそれをさらに超えて怖いくらいでした。歌、歌がすごかったのです。これまで私が聴いた光一さんの歌の中で一番表現豊かだったかもしれない。声量・伸びも素晴らしく、これは公演日程終盤だからってだけじゃ片付けられないレベル。胸が苦しくなりました。感情が込められていたのはそれだけじゃなく、ダンスのキレも凄まじかったし台詞まわしも違って聞こえました。……私たちには計り知れない色々なものを背負っているんだろうなあ。“座長”ですものね。
何事もなく幕が開いて、何事もなく幕が降りる。これは当たり前ではないということを胸に刻みました。
怪我された方々の一日も早いご回復をお祈りしています。